化学の力が生んだ
電解と切削技術を複合した研削盤

Electro Mechanical Grinding System

EMG-52K電解複合研削盤

商品ラインナップ

EMG-52K(標準仕様)
EMG-63K

加工例

電解複合研削盤とは

特別仕様の砥石(エカムホイール)を用いた電解複合研削盤は、
従来の機械研削機能に微量の電気エネルギーを相乗的に加えることにより
効率の良い研削加工を実現した複合研削盤です。

電解複合研削盤の強み

高度な加工技術

バリの無いスリット研削、溝研削等の加工が可能

高品質な砥石

エカムホイールは熱伝導がよく、研削熱による焼け、割れ、反りなどの形状の変化を防ぐことが可能

二次バリが発生しない

研削加工をしながら電解加工を行うため、二次バリは皆無

大幅な加工時間の短縮

電解研削と同時に機械研削の自動切込み連続加工が行える事により、加工時間の短縮が可能

高い研削能力

1枚のエカムホイールで機械研削と電解研削が同時に行えることにより、研削能力の向上

高い加工精度

エカムホイールをドレス処理することで、形状加工が可能

製造コストダウンの実現

特有の自浄作用により砥石の目詰まりを防止し、ドレス回数、砥石の消耗の減少に成功

砥石選択が不要

エカムホイール1枚で、荒・中・仕上げの全加工工程が行えるため、加工目的に応じて砥石の交換は不要

研削方法

機械研削+電解研削はもちろんのこと、簡単な操作で機械研削に切り替えることが可能

スペック

装置詳細

仕様 機種
EMG-52K EMG-63K
本体の大きさ(横×縦×高さ) 2050×1390×2370 2170×1750×2490
本体質量 1800 2500
加工電源 25V100A
所要電力(付属品含まず) 9.4 12.0
テーブル作業面積(長さ×幅) 550×200 600×300
テーブルの最大移動量(左右×前後) 680×240 720×340
テーブル上限から砥石下面までの距離 0~342.5(at,φ255) 48~387.5(at,φ305)
砥石 取付け最大寸法(直径×幅×内径) 255×25×76.2 305×38×127
マグネットチャック寸法(長さ×幅×高さ) 500×200×70 600×300×80
モータ(主軸) 2.2/3.7
サドル(前後自動送り:ステップ送り量) 0.1~50
サドル(前後自動送り:連続送り速度) 1~1000
サドル(前後早送り速度) 50~1000(20steps)

導入をご検討のお客様

当社が装置を検討するために必要な情報

・ワーク図面
・ワーク材質(鉄、ステンレス、アルミ)
・加工の内容(精度、バリの有無、変色の有無)

実際に加工する為に必要なもの

・エカムホイール
・加工液(JEMSシリーズ)

よくあるご質問 FAQ

※お問い合わせいただく前に是非一度ご確認ください。

お問い合わせ / 打ち合わせについて

当社が検討するために必要な情報をご準備の上、「お問い合わせ」からご連絡ください。
加工したいワークの情報をもとに、装置・治具の設計を行い、濾過装置といった付帯設備までご提案いたします。
お急ぎの場合は下記にご連絡ください。
TEL:0465-82-0275(直通)

はい、可能です。「お問い合わせ」よりご連絡ください。

はい、可能です。テスト加工も承っておりますので、「お問い合わせ」よりご連絡ください。

電解複合研削盤について

電気を流すことができる砥石(エカムホイール)を用いて、機械研削加工と電解加工を同時に行う装置です。
電解加工でバリを溶解しているため、仕上げ加工時のバリ取り工程は不要です。

はい、起きます。しかし精度的な問題はございません。

はい、砥石を切断用砥石に付け替える事で切断加工は可能です。

はい、あります。電解加工後には排気ガス(水素、窒素、アンモニア)、スラッジ(酸化鉄、酸化アルミニウム等)が発生します。
また加工液や洗浄液には金属イオンが溶け込んでおり、こちらは産廃業者などに処分を依頼する必要がございます。

はい、可能です。ステンレスのようにクロムを多く含んでいる材質を、加工した場合には六価クロムの発生があります。
そのため、還元装置の使用を推奨いたします。

黒田精工様の機械です。

お問い合わせ

お問い合わせは、お問い合わせページ
もしくは、
お電話(TEL:0465-82-0275(直通))よりお願いいたします。